四季報記者が選んだ新年度大バケ期待の20銘柄(12月11日発表)

東京センチュリー（8439）

東京センチュリー（8439）の今期業績が順調だ。同社はニッポンレンタカーサービスなどを傘下にもつリース大手。東京センチュリーの今2024年3月期は、外出機会の増加に伴い、レンタカー事業がコロナ禍前の水準を上回る。国際的な旅客需要の復調で航空機リース事業も回復。再生可能エネルギー事業も収益を伸ばして、3期ぶりの過去最高益更新に向けて視界は良好だ。

NTT（9432）

新春号が発売され、年が明けると、新NISA（少額投資非課税制度）が始まるので、今から最低購入額にも注目したい。50万円以上の銘柄は、個人投資家を意識し、株式分割するかもしれない。東京証券取引所は5万円から50万円の間に収めるよう指導しており、NTT（9432）は6月末に25分割した。今では2万円弱で単元株を購入でき、株価も悪くない。

山陰合同銀行（8381）

配当も新NISAの開始に伴い、個人投資家から注目されやすい。4％の高利回りの銘柄はもちろん、長期にわたり減配せず配当を維持・増配している「累進配当株」や、毎期増配を続ける「連続増配株」が狙い目。山陰合同銀行（8381）は2024年3月期から累進配当を導入すると発表しているが、こうした銘柄は、株価が下がったところで拾いたい。